2016年03月07日

ドリームキャスト開発環境の構築

ドリームキャストで動くプログラムを作るために、まず開発環境を構築する必要があります。
ちなみに僕はGCCやCygwinの知識がほとんど無かったりします。だから分かっている手順のみ。

Let's build a Sega Dreamcast game from scratch - Breakout
ここに書いてある手順通りにやればOKです。

上記の記事を元に、手順をなぞっていきましょう。
1.Cygwinのインストール
ここからCygwinをダウンロード、インストールします。パッケージはDevel、Libs、Utilsの三つをInstallに。64bit環境でも32bit版を使うことが薦められているようです。僕は64bit版ではエラーが出ました。

2.KallistiOSのインストール
ドリームキャストのライブラリ群であるKallistiOSをインストールします。画像読み込みやmp3再生など、必要なことはほとんどこれで賄えます。Cygwinを起動し、以下のコマンドを順番に実行します。
まずdcというフォルダを作成。Cygwinのディレクトリのhome/ユーザー名/に作成されます。
mkdir dc

dcフォルダに移動。
cd dc

gitからKallistiOS本体をダウンロードします。
git clone git://git.code.sf.net/p/cadcdev/kallistios kos

さらにKallistiOSの拡張機能群であるKos-Portをダウンロードします。
git clone git://git.code.sf.net/p/cadcdev/kos-ports

Kos-Portのフォルダに移動。
cd kos-ports

ファイルをアップデートします。
git submodule update --init

終わったらKallistiOS本体のほうに移動し、
cd ../kos/utils/dc-chain

GCCのダウンロードスクリプトを実行します。これで適切なバージョンのGCC、Binutils、Newlibがダウンロードされます。
./download.sh --no-deps

ファイルを解凍します。
./unpack.sh --no-deps

そしてmakeします。GCC、Binutils、Newlibがmakeされます。暫くかかります。
make


次にKallistiOSの設定をします。
home/ユーザー名/dc/kosフォルダに戻ります。
cd ../..

これでkosフォルダにenviron.shファイルが作成されます。ここにGCC等のパスを設定します。
cp doc/environ.sh.sample ./environ.sh

Cygwin画面をいったん閉じて、メモ帳等でenviron.shを開き、KOS_BASEの行を正しく書き換えます。
「ユーザー名」は環境に合わせて書き換えてください。
export KOS_BASE="/home/ユーザー名/dc/kos"


その後、Cygwin側にenviron.shのパスを設定します。home/ユーザー名/のフォルダにある、.bashrcファイルをメモ帳等で開き、一番下の行に次の行を追加します。
source /home/ユーザー名/dc/kos/environ.sh


Cygwin画面に戻ります。
KallistiOSのフォルダに移動します。
cd dc/kos

このコマンドでスクリプトを実行できるようにし、
chmod u+x environ.sh

KallistiOSをmakeします。これもまた暫くかかります。
make


3.Kos-Portのインストール
Kos-Portをインストールします。
home/dc/kos-ports/に移動します。
cd ../kos-ports

ここから上のリンクと少し違うのですが、現バージョンのKos-PortのフォルダにはMakefileが無いようです。なのでmakeコマンドが通りません。
代わりにmake用のスクリプトが用意されているのでそちらを使います。
utils/build-all.sh

これでmakeされます。

お疲れ様でした。開発環境の構築はこれで完了です。
posted by たあし at 21:44| Comment(0) | ドリームキャスト開発 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

きょうびのドリームキャスト開発

ドリームキャストのゲームを作りたい。
と2004年ぐらいに考えてから2016年になってしまいました。早いものです。
プログラミングを教えてもらっている師匠に助言を頂き、現在何とか進んでいるので、少しずつ成果を吐き出せればと思います。

後継機が出てないので現世代機のドリームキャストですが、実は海外で自主制作のゲーム開発が割と盛んに行われています。ツールやライブラリの整備もかなり行われているのですが、ほぼ英語です。しかし言語的なハードルさえクリアしてしまえば敷居は割と低かったりします。
2004年当時はまだちらほら日本語のサイトがあったのですが、現在ほぼ全滅しているので、全国80人ぐらいいそうなドリームキャスト開発の同志の一端になれれば嬉しいです。
posted by たあし at 19:18| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする